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これでも　げんきな　ほうなんだ

苦しくて悲しいのがデフォルトになってしまったのか
少しの幸せでも　辛く感じてしまうんだ
手放したくないからか　触れてはいけない気がしているのか
理由はわからないけれど　その光は視界を眩ませる

｢自分が一番不幸だ｣と　思ってはいないけれど
｢世界は残酷だ｣と　思ってしまうんだ

昨日聴いた優しい歌は　優しさだけで　涙なんて流れなくて
今日聴いた悲しい歌は　今の僕と重なる気がして　涙を流さずにはいられないんだ

耳に入る大好きな音と　視界に入る大好きな色だけが
自分を彩るなんて　なんて自分勝手なんだろう
その音は　その色は　僕に向けられたものじゃないのに

昨日聴いた優しい歌は　優しさにあふれて　涙がこぼれて
今日聴いた悲しい歌は　今の僕と重ねて　透明な空にうたうんだ